例えばマヨネーズ。山梨ではキューピーマヨネーズと比べるため高いと言われますが、東京では自然食品店のマヨネーズと比べると半額に近いため「安い」と言われます。国産丸大豆醤油でも自然食品店の半値以下の売価です。国産米使用の純米酢でも同様です。つまり、美味安心の商品は本当に高品質低価格だと評価されています。 今までスーパーマーケットでは、価格の違いをいかに訴えるかということしか考えていませんでした。チラシの売価競争が中心であり、一円でも安くするということで競争してきました。もちろんこの競争はこれからも最重要です。特にNB商品については同じ物ですから一円でも安くするという考えは間違っていません。「地域No.1の安さ」を目指すというスローガンです。 しかし、中目黒店を出店して気づいたことは、土俵を変えるということです。別の土俵で競合店と競争するということです。それは「味」の土俵と「健康・安心」の土俵です。試しに競合店M社様とO社様から酢ダコを買ってきて、当社の酢ダコと味比べをしました。20対0とか20対1で圧勝です。みかんでもお肉でも鮭でも競合店から買ってきてどんどん味比べしましょう。「味」の土俵を今年は確立しましょう。 もう一つは「健康・安心」の土俵です。これはもっと食品添加物の怖さを一般の消費者に勉強してもらう啓蒙活動を進めることと、食品の裏側に表示してある原材料表示を美味安心と比べてPOP化することです。安部司先生の新しい著書「安心な食品の見分け方」は参考になります。
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