さしみ蒟蒻と通常の蒟蒻の違い…ご存知ですか?












【さしみ蒟蒻と通常の蒟蒻の違い…ご存知ですか? 】



昔のこんにゃくは、こんにゃく芋を皮ごとすりおろしたものを使い、

固める際に灰汁(アク)を使っていたため、下茹でをしないとえぐ味が残り美味しくありませんでした。



現在は、こんにゃく芋を精粉したこんにゃく粉で作ったこんにゃくと、

生芋を直接すり潰して加工した生芋こんにゃくがあり、

アクの少ない精粉(せいこ)の使用や製造過程でアク抜きの作業があるものもあり、

下茹でをしなくても美味しく食べられるものが多くなりました。



さしみこんにゃくはアクの少ない精粉(せいこ)を使用。

通常のこんにゃくよりも水分が多く、やわらかくとろけるように作られています。


酢じょうゆやわさび醤油、サラダやマリネ、和え物などで美味しくいただけます。






さしみ蒟蒻の一押しは【福田屋さんのやまさしこんにゃく】

新潟市にある「こんにゃく ところてん」の製造メーカー『福田屋』さんは、140年の歴史がある老舗です。



「やまさしこんにゃく」は、こんにゃく芋の中でも特にマンナン成分が豊富でのりが良く、

粘りがある栃木県粟野産の和玉を、昔ながらのバタ錬り製法で手間暇をかけて作られています。



*バタ練り製法とは、こんにゃくのりと水酸化カルシウムを混ぜ合わせる工程で、大きなハネを使いバタバタと音を

たてながらよく練る製法で、空気を十分抱き込ませることで、弾力があり味しみがよいこんにゃくができます。




刺身こんにゃくは表面がつるりとした平坦なものが多いですが、

やまさしこんにゃくは表面が波をうったようにデコボコしているのが特徴です。

これはタレがしっかり絡まるように考えられた形で、15年ほど前に開発されたそうです。



本醸造醤油に鰹節、昆布の出汁にみりん、ゆずを合わせたタレは、

化学調味料・合成保存料不使用のこだわりのタレ。是非、ご賞味ください。